独立したいプログラマへ！在宅ワークからはじめてみよう

段取り八分

「在宅ワーク」というと、なんとなく気軽な小遣い稼ぎといったイメージを持つかもしれませんが、その実質はフリーランスです。一昔前では考えられなかったことですが、最近のIT化に伴い、ネットワークにアクセス出来さえすれば、どこででも仕事ができる環境が整い始めたため、今や「在宅」であっても仕事を受発注することが出来るようになったというわけです。そのため例えばライターやデザイナー以外に、Javaプログラマであっても、仕事を依頼しようというクライアントが増えています。もちろんその案件の一つ一つが契約であり、納品と報酬の支払を伴います。細切れの時間で出来るような簡単なものから、数ヶ月を要するようなものまで、クライアントによって要望は様々ですが、自分でスケジュールを組んでクライアントと確認しながら仕事を完成させるという点において、仕事の現場が在宅か他所かというだけの違いです。もちろん最初から会社勤めのような収入を狙うのは無謀でしょうし、そもそもクライアントから依頼されなければ始まりません。そこでJavaプログラマが「在宅ワーク」を始める前に、クライアントの要望に応えられるだけの実力があることはもちろん、福利厚生がなかったり収入の保証がない、というようなマイナス面を十分に認識しておくことが必要です。そして段階的に、まずはパートタイムで「在宅ワーク」を始めてみるとよいでしょう。もちろん仕事に必要な機器類は、最低限揃える必要がありますし、気が散らないような仕事用の空間も必要です。

仕事選びとアピール

どんな形であれクライアントの目に留まるような、自分の実績をアピールできるチャンスを逃してはなりません。Web上に公開したり、SNSを活用するなど、情報発信に努めましょう。そしてクライアントからの依頼内容をよく吟味して、自分のキャリアに役立つような興味惹かれるものであれば、少々報酬が安くても引き受ける勇気も必要です。例えば人目を引くような斬新なプロジェクトの一部にでもお声が掛かったなら、手弁当であっても参加しておくことによって、更なる出会いを呼び込むことが出来るかもしれません。

潜在的なコストも認識する

仕事に直接関係がないように思われても、他業種のプロフェッショナルと交流することは大切です。いざという時に助け合える仲間が出来れば、思わぬチャンスも舞い込みます。またついついオンライン上の関係に目が行きがちですが、地元との交流も保っておきましょう。始まりはどうあれ、信頼関係を構築して末永いお付き合いが出来れば、それは大いなる財産です。更に「在宅ワーク」で報酬を受け取れば、税務申告も必要になるでしょうし、様々なクライアントとの事務的な手続きもありますが、基本的に代わりにしてくれる人がいない以上、自分でする他ありません。